八朔は「はっさく」って読みます。
みかん種類にもありますが、行事のことでもあります。

八朔って、どんな行事か知ってる?

知らねーよ。みかんのことかと思ったし

あんまり聞きなれない行事だからね。
どんな行事か超簡単に紹介するね

若干気になるな
八朔とはなに?について。
語源や行事を3分で紹介していきます。
八朔を分かりやすく
・八月朔日(はちがつさくじつ)の略。
・月立ち(つきたち)の当て字が朔日 ・八朔の行事は地域によって違う ・「田の実の祝い」という風習。 |
八朔とはなに?
八朔(はっさく)とは、八月朔日(はちがつさくじつ)の略です。
八月の意味は、8月。
朔日(さくじつ)の意味は、1日です。 なので、8月1日ということになります。 これは、旧暦のことをいっているので、今の暦にすると1ヶ月くらいのずれがあります。 |

“端午の節句”みてーだな
どんな行事か
この時期は、稲穂が実りはじめるころ。 台風や虫、鳥の被害をうけることもあります。 収穫が本格的にはじまる前に「田の実の祝い」ということをしていました。 豊作祈願という意味もあったそうです。 |

豊作祈願って行事では多いよね!
田の実の祝いとは
新しく収穫したものを主家や恩人などに贈る風習です。 徐々に、親戚や地域で付き合いがある人同士で、贈り物をして助け合う大切な行事になっていきました。 |

お中元的な感じか
鎌倉時代には、武家社会にも取り入れられるようになっていきました。
「田の実」が「頼み」に変わり、頼みにしている人に贈り物をするという習慣ができました。
江戸時代では、徳川家康の江戸城入城が八月朔日でした。
この日に、大名などが白の服(白帷子:しろかたびら)を着て、江戸城にお祝いに行く「八朔御祝儀」という行事を行うようになったんです。
幕府の大切な日になりました
八朔の語源
八朔の語源とは、月立ち(つきたち)の当て字です。
「八月朔日の略で八朔」という事より、以前のことです。
朔日の「朔(さく)」は、新月のことを言っていました。
旧暦では、新月を月初めにしていて、1日を「月立ち」と呼びます。 この月立ちという言葉が、朔日になりました。 |

月立ちも朔日も聞きなれない言葉だよね

もはや意味わかんねーけど…。
とりあえず月初めで1日なんだろ?
今の八朔の行事
今の八朔の行事とは、地域によって違います。
京都府
花道では、芸妓さんや舞妓さんがあいさつ回りをします。 師匠やお茶屋さんを回るのが習わしのようです。 |
熊本県
上益城郡(かみましきぐん)山都町(やまとちょう)で「八朔祭」が行われます。 9月の第1土曜日・日曜日の2日間(旧暦の8月1日に近い)です。 大造り物(山車)の引き廻しが有名です。 |
福岡県
芦屋町では、子どもの誕生を祝う行事が行われます。 男の子は「わら馬」、女の子は「団子雛」を家に飾る伝統行事です。 |
まとめ
ということで、八朔とはなに?
3分で語源や行事を紹介しました。
・八月朔日(はちがつさくじつ)の略で8月1日。
・元は「田の実の祝い」という贈り物の風習。
・今の八朔の行事は地域によって違う。
八朔は、この3つのポイントで大丈夫ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます^^