日本神話の神様、「ツクヨミ」。
漢字では、「月読命(つくよみのみこと)」と呼ばれることが多いです。

ツクヨミって知ってる?

あのマンガの“技”だろ?

それとはちょっと違うんだ
かなり謎が多い神話の神様なんだよ

へー
あの“技”のこともあるしちょっと気になるな
ツクヨミとはどんな神様?について。
5分で超簡単に説明していきます。
もくじ
ツクヨミを超分かりやすく
・漢字で「月読」。
・夜や月の神様。 ・性別不明だけど男神が有力。 ・アマテラスとケンカして月と太陽は別々に。 |
ツクヨミの誕生
ツクヨミの父はイザナギ。母はイザナミ。
黄泉の国から帰ったイザナギ。
“けがれ”を洗い流すために禊(みそぎ)をします。
その時に生まれたのがツクヨミ。
実はツクヨミは3兄弟。イザナギの体から生まれています。
・姉:アマテラス:左目から
・真ん中:ツクヨミ:右目から
・弟:スサノオ:鼻から |
この3兄弟は「三貴子」と呼ばれています。
「三貴子」は、神としての治める場所が違います。
アマテラス・・・高天原。
ツクヨミ・・・夜の世界。 スサノオ・・・海原。 |

三貴子ってかっけーな
姉アマテラスとの喧嘩
ツクヨミは姉のアマテラスと天を治めることを任されています。
月と太陽ですからね。
ここでちょっとケンカ事がはじまってしまいます。

なんだなんだ 気になるな
ある時、ツクヨミはアマテラスに呼ばれます。
アマテラスのお願い
「地上の世界にいる女神、保食神のウケモチに会いに行ってほしい」ということ。 |
ツクヨミは了解し、ウケモチの所へ向かいます。

怪しい雰囲気だな
ウケモチとは
食物起源神話の女神。 古事記には登場していない「日本書紀」に登場する神様。 |
待っていたウケモチ。
訪れたツクヨミを“おもてなし”します。
ウケモチのおもてなしとは
ウケモチは食べ物の神様。 祈りながら、体の穴という穴からドバドバと食べ物を出します。 米や魚や野菜です。 これは“おもてなし”なので良かれとやっています。 |

げっマジかよ! きついな
これにツクヨミは怒ってしまいます。
怒り過ぎて、ウケモチを剣で切り殺してしまいます。

侮辱されたと思ったんだね
ウケモチの死体から、人間に必要な牛や馬。
五穀が誕生したと言われています。 |

なんかいろいろすげーな
このことを知ったアマテラスも怒ってしまいます。
アマテラスの言い分は。
あれはウケモチの“おもてなし”。 切り殺すまですることはない。 ツクヨミとは絶交だ。 |
ツクヨミの言い分は。
ウケモチのあの出し方はないだろう。 アマテラスも知ってて私を行かせたんだ。 アマテラスとは絶交だ。 |

まぁお互い分からなくもねーな
こうして、太陽は昼に。
月は夜に別れ、会わないようになりました。
ツクヨミは月に籠ったと言われています。
ツクヨミの性別
ツクヨミの性別は、明らかになっていません。
ただ、男神と言われることが多いです。
理由はいくつかあります。
ツクヨミが男神と予想される理由
①剣を使っているから。 ②太陽と月の反対。(アマテラスが女神) |
ツクヨミが祀られている神社
ツクヨミが祀られている神社は、伊勢に2つあります。
・月讀宮(つきよみのみや)
三重県伊勢市中村町
・月夜見宮(つきよみのみや)
三重県伊勢市宮後

行ってみてーな!
ツクヨミは裏方で活躍?
月というのは、不思議な存在。
「古事記」でも登場が少ないツクヨミですが、実は裏でひっそりと活躍していたんではないでしょうか。
アマテラスの“天岩戸事件”のときもそうだと思います。
太陽神が引きこもったら、世界は真っ暗。
でも、他の神様たちはドンチャン騒ぎができています。
それは、“月明りがあったから”ですよね。
ひっそり活躍していますね。

おぉ~たしかにたしかに
“光”には“影”があります。
アマテラスが光ならそれを裏で支える影はツクヨミ。
ひっそりと支えてくれてるんだと思います。
そして、昼でも月が見えることはあります。
これはツクヨミもアマテラスがちょっと気になって見てるのかも。
ケンカしても気になるんですよね。

ちょっと良い話になってんな
まとめ
ということで、ツクヨミとはどんな神様?
5分で超簡単に説明しました。
・ツクヨミは古事記に出番が少ない謎が多い神様。
・三貴子の1人で男神だと予想されることが多い。
・アマテラスとケンカして月に籠る。
この3つでツクヨミは語れるんじゃないかな。
最後まで読んでいただきありがとうございます^^